織屋建の町家工房

工房一の間

絢爛豪華な西陣織で知られる京都西陣。
古い京町家が軒をつらねる閑静な佇まいから、今でもリズミカルな織機の音が聞こえてきます。

その巨大な織機を収めるために作られた「織屋建」と呼ばれる住まいは、表は普通の町家、奥の間は吹き抜けの作業場とまさに職住一体を実現させた、工房に相応しい町家。ただ西陣織の衰退、職人の高齢化、建物の老朽化などにより現存する織屋建町家は京都市内でも非常に少なくなっているのが現状です。

米澤工房は2000年に清水焼の本場、東山五条より古き都の香りが残るこの地に移ってまいりました。できるだけ当時のままの雰囲気を大切にしながら、陶芸工房として使っておりますので、のれんを潜った瞬間から昔懐かしい空間を存分に味わっていただけることと思います。


工房作品

冬の間は二の間の畳の部屋で、他の季節は三の間の土間で体験していただきます。三の間は織屋建て特有の高い天井から明かりが降り注ぎ気持ちのいい空間になっていますよ。

また、一の間にはささやかながら米澤工房主宰の作品を展示販売しております。香立て、風鈴から壁に掛けるタイプの花生け、普段使いの器などございますので、体験後にでもゆっくりご覧になっていってくださいませ。

LOCATION

最寄の駅からは少し遠いのでご迷惑をおかけするかもしれません。
ただ、東には大文字山を望み北には北野天満宮、周辺に風情あふれる町家長屋がある工房のロケーションは通常の京都観光では見ることの出来ない古都の日常風景を見せてくれます・・・
お帰りの際は散策がてらにぜひ辺りをぶらついてみて下さい。何か新しい発見があるかもしれませんよ!

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